交通事故では、想像以上に強い負荷が人の身体全体にかかり、その衝撃によって骨格にゆがみが生じてしまいます。これが原因で発症するのがムチ打ち症で、特に外傷もないために周囲の人々は気付かない場合が多いのです。
そして、辛い症状を理解してもらえないという孤立感にさいなまれることもあり、症状だけでなく精神的なストレスで苦しむ人が少なくありません。
ムチ打ち症は、初期に治療しておかないと、めまいや耳鳴りなど日常生活に支障をきたす事態となりかねません。中にはまともに立って歩くことが困難になるほど後遺症が進行する場合もあります。そしてムチ打ち症が厄介なのは、事故直後はなんともなかったのに、数日後あるいは数カ月後に突然症状が出てくることが多い点です。